2019/08/12


カテゴリー : アート文化
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萬福寺にある仏像「羅怙羅尊者像」(らごらそんじゃぞう)というものをご存知でしょうか?

羅怙羅尊者(らごらそんじゃ)は出家前の釈迦の子と言われ、羅怙羅尊者像(らごらそんじゃぞう)は自分の胸を両手で大きく切り開いて、中にあるお釈迦さんの顔を見せているという尊像です。

では、なぜ胸を切り開いているのかということですが、「人はその心の中に必ず仏の心を宿す」という教えを伝えるためのものだそうです。

そんな立派な羅怙羅尊者像(らごらそんじゃぞう)ですが、萬福寺には、その精巧すぎる顔出しパネルが存在します。

こちらです。本物の尊像に見えますが、パネルです。

それにしても精巧すぎ。画像の解像度も凄すぎ。
正面から気を抜いて見ていると、本物の尊像かと思ってしまうレベル。
でも、パネルです。

これは萬福寺で制作されたものではなく、博物館で開催された展覧会用のパネルを萬福寺さんが引き取られたものだそう。

そもそものデザインも凄いですが、羅怙羅尊者像(らごらそんじゃぞう)が両手で大きく切り開いた胸に、お釈迦さんの代わりに顔をだすという発想もなかなかのものです。

本来、羅怙羅尊者像(らごらそんじゃぞう)は「人はその心の中に必ず仏の心を宿す」という教えを伝えるため胸を開きお釈迦さんの顔を見せているものだそうですが、お釈迦さんに成り代わり、「人はその心の中に必ず○○(あなたの名前)の心を宿す」と呟きながら顔をはめ撮影してみるのもいいかもしれません。

今後の恥じない生き方へのモチベーションにどうぞ。

場所 萬福寺
住所 宇治市五ケ庄三番割34

 

 

 

 

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