2018/11/30
伝統工芸品くみひもの専門店「昇苑くみひも 宇治本店」が2018年11月27日にリニューアルオープンされました!ゆったりとした店内には色とりどりの商品が並びます。そこで、今回は総括部長の能勢将平さんにリニューアルされたお店についてお伺いしてきました。
総括部長 能勢将平さん
この裏手の小さなお店で数年前から販売もしていました。ただ、お店のサイズも小さく、知っておられる方がわざわざ探してやってくるような場所で細々やっていました。
細々とされていたんですね
メインはメーカーで製造元ですので紐を作ってお客様にお届けするという仕事をずっとしていました。
なぜこのようなお店をつくられたのでしょう?
宇治のこの場所でものづくりをちゃんとしているというのを、まだこの街でも知って下さっている方というのは殆どおられません。そういう方にも見ていただきたい、ということと
あと、工場が手狭になってきましたので、製造現場を少し広げて、お店をちゃんと発信する場所にしようということで。
歴史のありそうな会社です
創業してからちょうど70年ぐらいです。今まで裏方としてずっとものづくりをしてきまして、ここ10年20年で和装帯締めなど小物を作ってきました。
ただ、着物を着られる機会が随分減ってしまいました。 そこで、前に出て会社の名前でものづくりを見てもらうようにしようということで、昇苑くみひもとして、いろんな雑貨を作り始めていました。
販売先は日本全国の小売店さんに卸していたりとか、問屋さんに降ろしていたりと、お世話になっていました。
そもそも、こういった紐はどういった用途で使われるんでしょうか
用途は非常に変遷してきています。くみひもとして主にイメージされるのは着物の帯締めに代表されるんですけど、使われ方の歴史としては100年200年ぐらいしかありません。
戦国時代においては武器や鎧などが組紐で装飾されていたりしました。 日本の鎧は西洋のような鉄板とは違いまして、パネルが全部紐で閉じつけられていまして。
後は、お茶のところの飾りとして使われていたり、とそういうところまで遡っていけるような歴史があります。
現在はどのような方がこのくみひもを購入されるんでしょう
お客様は90%ぐらいが女性です。和装の小物に興味がある方です。
紐の販売もしているんですけれど。わたしたちの紐のお客様の一人に飾り結びという結びの文化教室を日本全国でされている先生方がおられまして、それに適した紐というのもご評価いただいています。
2年ほど前「君の名は」という映画の中で、組紐という言葉や結びという言葉を映画の中でうまく取り上げてくださってたので、その頃からは男性の方にも動き出しました。
では最後に、今後このお店をこういう風にしていきたいとかビジョンなどもしあれば
2階に教室を設けておりますし、下の階では組紐の体験を提供しています。 「ものづくり」をもう少し前に出して、「ものづくり」をしたい人をもう少し増やしていきたいなというのがひとつ
あと、宇治でのお買い物や、お土産を購入される際にくみひもってあるよね、と思ってもらえるようなお店が目指したいところであります
屋号 | 昇苑くみひも 宇治本店 |
住所 | 宇治市宇治妙楽146 |
営業時間 | 10:00-17:00 |
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このような小売業態は以前から行なっておられたのでしょうか?