2018/12/17
カテゴリー : 商い
GOCHIO cafeの経営母体である茶園清水屋さんは、11世紀頃に日本の高級別荘地として栄えた遺跡地区(矢落遺跡・泉殿跡)に茶園を構え、宝暦年間に碾茶の生産を始めたといいます。 GOCHIO cafeでは、生産者である茶園清水屋が提供する最高品質のお茶をカジュアルな雰囲気のお店で楽しむことができ、いわば六次産業化の成功例と言えます。
一次産業に従事される方が六次産業化するにあたって一番難易度が高い、付加価値を出すという作業をGOCHIO cafeでは、どのようにされたのでしょうか?今回のインタビューは六次産業化を目指す方にとっては示唆に富んだ内容になっているのではないかと思います。
海外で手摘みの宇治市内産抹茶が使われているのは極々一部だと思います。海外でも本物の宇治抹茶をもっと飲んで頂きたいですね。
手間がかかっている分、少し高くなったりしますが、もっといいものを飲んで頂きたいなという思いはあります。
海外の方もこのお店に来られますんで、このお店を持って帰ってやりたいという方もおられますよ。
今されていることは最近の流行りの言葉で言うと6次産業化ですよね。
1次産業の方が6次産業化をするにあたって一番難しいのは最後に付加価値を出す部分だと思います。ですが、お店を拝見する限り非常にうまくいってるように見えます。
たぶん最初に来られるお客さんは、抹茶に関する色んなメニューがあるお店だという風に思われると思います。
2年経ってインスタとか Facebook にアップしている中で、美味しい手摘みのまろやかな抹茶を飲めるお店だと徐々に浸透してきている感じはありますね
うまくいっている要因は何だと思われますか?
元々飲食は素人です。ウチは運が良かったんですけど、たまたま東京で有名なカフェとかレストランとかやっておられるオーナーの方と知り合って、自分の思いを伝えたところ手伝って頂けることになりました。
1年ほどスタッフも送り込んでもらって運営も一緒にやって頂けたんです。
では最後に今後のビジョンなどございましたら
宇治抹茶のことは誰でも知って頂いてますけど、宇治市内産の手摘み宇治抹茶の素晴らしさを知っておられる方はほとんどおられないと思います。
本物を本場で作っているのに様々な理由で辞めていく茶農家がおられる現状の中で、それを守り続けたいというのが一番大きな目的です。
この店を大きくするとかそんなことよりも、先人の方々が築きあげた手摘みの宇治抹茶の伝統と技術を守って、より多くの方々に本物の宇治抹茶を楽しんで頂きたい。この店はその為の発信の場所だと考えています。
次回(明日)に続きます
屋号 | GOCHIO cafe |
住所 | 宇治市宇治壱番63 |
TEL | 0774-25-3335 |
営業時間 | 平日 11:00-18:00 土日祝 10:00-18:00 |
定休日 | 木曜日 |
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海外では抹茶がすごい人気です。