2018/12/16


カテゴリー : 商い
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平安時代の宇治の目抜き通りは「伍町通り」と呼ばれ、平等院の西端から現在のJR宇治駅のあたりまで、まっすぐ西に伸びていたことが近年の発掘調査で明らかになってきています。

現在の目抜き通りである宇治橋通りは江戸時代以降に発展したと考えられ、宇治橋を起点としているため伍町通りとは、斜めに交差しています。地元では「伍町通り」に対し「新町通り」と呼ばれています。

今回お伺いさせて頂いたのは、この伍町通りと新町通りが交差する位置に存在するGOCHIO cafeさん。

江戸時代以後、伍町通りに面する場所では、GOCHIO cafeの経営母体である清水屋さんによって製茶作業を行っていたとも言います。

今回は、GOCHIO cafeの経営母体となる伍町株式会社の代表取締役社長 清水幹央さんにお話をお伺いします

これ私の曽祖父なんですよ。大正時代の工場なんですけど。

蝶ネクタイされてますね

蝶ネクタイして畑行ってたらしいです

経営母体がお茶屋さんなんですよね?

茶園清水屋というお茶を作っている茶農家なんです。 この店の場所はもともと親戚がお茶の小売りをしていたんですが、色々事情があってお店を閉めていました。

そこで、私が親戚ということもあって、「お店もちょっとやってくれないか」ということで、やり始めたんです

お店はいつオープンされたんでしょうか?

2016年の10月15日にグランドオープンですから2年ちょっとですね

お店のスタイルは、従来のお茶屋さんという感じと少し違います

宇治にあるお茶屋さんは割りと和風で、それもいいんですけど、(このお店は)どちらかと言うともっとカジュアルに良いお抹茶を楽しんで頂きたいというコンセプトです。

カジュアルな雰囲気ですけれど、出しているものは間違いのないものです。

茶農家さんが提供される抹茶なので間違いなさそうです

ここではシングルオリジンで出しているので、本当はこういったものを沢山飲んで欲しいところです。普段は問屋さん卸しがほとんどなんですが、そこでは他の抹茶がブレンドされてしまいます。

世の中に出た抹茶は私たちのものが一部入っているけれども、私たちの思いとしては自分たちの作ったものを100%シングルオリジンとして飲んでいただきたい、というのがもともとありました。

なので、タイミングも良くてここでやり始めたっていうのが始めた経緯です

以前は直接エンドユーザーに届けることは難しかったですか?

お茶の農家は皆さんそうだと思うんですけど、なかなかそういう場がないので。

 

次回(明日)に続きます

 

GOCHIO cafe 清水幹央さん

3-1 「自分達の作ったものを100%シングルオリジンとして飲んで頂きたかった」

3-2 GOCHIO cafeは宇治における六次産業化のロールモデル?

3-3 推しは抹茶チョコクロワッサン、濃茶パフェ、抹茶エスプレッソスタイル

屋号 GOCHIO cafe
住所 宇治市宇治壱番63
TEL 0774-25-3335
営業時間 平日 11:00-18:00
土日祝 10:00-18:00
定休日 木曜日

 

 

 

 

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