2019/01/21
家具店として創業70年を超えた、暮らし工房 家具のサワキさん。
自社所有のビルに入っていた店「暮らし工房 家具のサワキ」をビルの売却に伴い閉店し、すぐ裏の路地に移転されることになりました。ビルの売却と閉店にあたっては、お父様と大喧嘩になったそうで・・・
閉店じゃなくて、移転ですね。
まず、この建物(店の入ったマンション)のことなんですけれども、平成元年にこの建物を建てたんですよ。
このビル自体が佐脇家所有のビルで、その1階に「暮らし工房 家具のサワキ」が入っていたわけですね。
マンションを管理するためには、維持費がめちゃくちゃかかるんですよ。 一方で(管理する家族が)皆年取ってくるじゃないですか。マンションを管理するには、両親はもう歳が歳やし、僕が若いと言っても50歳半ばで。
更に、息子達二人とも、もう継がないということを言っていたんで。いつまでやってられるのか?ということを総合的に考えると、譲渡するんやったら今やな、と
閉店前の「暮らし工房 家具のサワキ」とビル
確かに、マンション管理は定期的に大規模修繕が必要ですもんね
また、家具屋という商売もいつまで続くのか?という考えもありました。
家具屋という業態は、今のような状態で続かないと思ってるんです。ビジネスモデルがどんどん変化しているし、 今ってどこでも物を買えるじゃないですか。
以前とは違い、ネットで商品を買うことも当たり前になりました。実際、佐脇さんもamazonでネット販売されています。
ネットでの販売はずっと堅調に売れています。
また、一方で、7、8年前からカリモクショールームでずっと販売をしてて、それもずっと堅調なんですね 。 (収入として)その2本があったら、もう店いらんのちゃうん。ということとマンションの話が同時進行で。
そしたら建物を売ってしまって、色んなリスクをヘッジしてコンパクトにした方が、いいでしょうというのが僕の結論だったんですよ。
なるほど、マンションの管理に関する問題と家具屋としてのビジネスモデル転換の必要性の二つがビルの売却と「暮らし工房 家具のサワキ」の閉店、移転の背景にあったわけですね。
論理的に考えると、賢明なご判断だと思いますが、「長年続いだ店を・・」など、感情が判断を邪魔することはなかったですか?
僕はそこの部分はドライに考えていたんですよ。ただ本当に譲渡を決定するまでのプロセスは大変でした。親父と俺とが。
やはり
大喧嘩(笑)当然、親父はここで商売を始めて、家具屋としてはざっと70年やっていたんですよ。
親父にとっては「何をアホなこと言うてんねん」という話になるじゃないですか。でも、今後の相続発生時のリスクなどを説明して
家族会議の際には賛成派反対派どのように別れたんですか
当然ながら反対派は親父とおかんですね。でも、回を重ねるごとにおかんはこっち側に。親父はずっと反対していたんですけど最後は折り合いをつけて。
その判断が合っているか間違っているかは、この先でないと分かりませんけれど。
次回(明日)に続きます
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