元々アパレルの販売員をしていたんですよ。それと同時にサブカルチャーが好きでグラフティーっていうスプレーで書くようなこともやっていました。

そのグラフィティの仕事でイベントに出たり、T シャツをデザインしたり、お金を貰えていた時期があったんですけど、なんか行き詰まって、いいデザインができなくなってしまって。

どうしようかな、また販売員で行こうかなと考えたんですけど

２５歳ぐらいの時にたまたま知り合った人にコックさんがいて、「いっぺん飲食業やってみたら」って言われて、「面白そうやしやってみようかな」と思って。

学生の時に飲食業のアルバイトとか、していたことがあったんで。

元々アメリカのことがずっと好きで、ハンバーガーとかそのようなことができたらいいなと思っていましたが、なかなかアメリカ料理に特化してる人が少なくて。

イタリアンとか転々としていました。でも、なんかしっくりきませんでした。

僕の親父がガンで亡くなる前に、最後どこ行きたいって言ったらハワイって言ったんで、ハワイ行ったのが最初でした。

親父の看病をしながら「ハワイはいい風土やなあ」と思って、個人的にまたハワイに行ってハワイのこと研究しようと思って

人柄とか自然ですよね。山に対しても、海に対しても、土地に対しても、人に対してもリスペクトがあるんですよね。 人に対してシンプルに優しいです。嫌味がない人達が多くて。

独立したいなっていう時に、自分でするなら思い切って好きなことをしようと思って。 ハワイアンの感じのことをやろうかなと思いました。

そうですね。

僕ハワイの田舎の街がめちゃめちゃ好きなんですよ。

サーフボード屋さんがあった隣に、地元の人が集まるカフェがあったんですよ。ボロボロなんですけど、そこに入ってみたら地元のおじいちゃんから小さい子供まで居て。

小さい子供からお婆ちゃんまでいる、その空間がなんか凄くいいなと思って。

ここハワイのローカルの街に似てるし、ちょっと面白そうだし、やってみようかなと思いました。

ここは、もともと僕のおじいさんのお家だったんですけど、誰も住んでいなかったんでボロボロになってきて、なんかもったいないなーと思っていました。

西日が綺麗に入って、サンセットがいいんですよ