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ミヤコパンダ 池田 景

餃子7500人前。
今回は女子が好きな「チーズ」と、京都ならでは「西日本枝肉コンクール金賞受賞の京丹波高原豚」を練って作った餡で勝負。 もちろんいつものミヤコパンダ同様、化学調味料一切なし。 国産原料で作り上げた自慢の餃子をもっての広島入り。（チーズだけアメリカ産、てPOPに書いてたら、広島のお客さんに「正直すぎるｗ」と笑われ）

令和元年、5月1日。まずは宮島の厳島神社へ向かい、フェスでの安全と成功を祈願。 ついたときはちょうど干潮で、鳥居まで歩いて行け、幸先の良いスタートを切った。

餃子がうまく焼けない

餃子フェス初日。 前日の試し焼きでスタッフが激しく落ち込み。
今回お店から２台の南部鉄板を持ちこみ、それだけでは足りないのであと６枚のガスで焼く鉄板をレンタルしたのだが、それがまったくうまく焼けないのだ。
焦げ付くし、何度やっても同じことの繰り返しだし、せっかく作ってきた餃子を一粒たりとも無駄にしたくないし、という思いもあって、刻一刻と開催時間が迫る中、気持ちは焦るけどどうすることもできないジレンマに陥っていた。

私は開催期間中、スタッフのサポートに回り、手薄なところをカバーしながら全体を見る役割だったので、焼きスタッフの落ち込みように、これはなんとかせねばと早朝から「餃子の上手な焼き方」という動画を探してみたり（今更！？）ガスと電気の違いについて調べてみたものの、暗中模索感が否めず。 他の店舗さんでガスを使っておられるところに飛び込んで「だじげてぐれー（涙）」と泣きついた。

親切すぎる他店舗。アドバイスで原因判明

今回私の中で大きな感動が何度か生まれたが、その一つは「他の店舗さんが親切すぎる」こと。
すぐにうちのブースに駆けつけて下さり、忙しい開店準備の時間なのに、ガスでの焼き方を教えて下さり、また、その後も「うまく焼けてる？」ってちょこちょこと顔を出してくれた。

原因はレンタル鉄板が新品で、慣らしがまだできていなかったことと、うちはサラダ油ではなくごま油で焼いているので、ガスだと焦げ付きやすいこと。 普通はサラダ油で焼いて、ごま油は香りづけにちょこっと最後に足すのだそう。 でも、ごま油で焼いたほうがおいしいけどね！しらんけど。

予想を上回る初日売上で長蛇の列

初日の営業は12時から21時の9時間。他の日よりは少し遅めの開店。
当初は800人前売れたらいいかなって予想していたけど、それを上回る盛況ぶりで1200人前を売り上げた。

行列は横1列に4名ずつ並んでもらっているのに、最後尾が並べるエリアからはみ出てしまい、これ以上並べないのでとお断りするほど。 それはそれだけうちの餃子を食べたいって思ってくれる人がいるのと同時に、私たちが不慣れでお待たせしてしまっているからでもある。

実際、1日目と同じペースで焼いたら1000人前くらいしか焼けない計算になって、とても5日間で7500食は無理ということになる。

他店舗さんや業者さんからは「ミヤコパンダさん、すごいねぇ。これ、本気でやったらもっともっと売れるよ」とか「これから人気がもっと出てきそうですね！がんばってください」とか言われたけど、いやいやいやいや、頑張ってる！フルにやってるよ、いつでも本気。

いったい何がダメなんだろう・・・って頭を悩ませて、とりあえず今、焼く人が3人なので、そこに私が入って4人体制にし、鉄板のお掃除などを私が引き受けたらどうだろう。

次回（明日）に続きます