2019/05/20
カテゴリー : 商い
タグ : ミヤコパンダ 餃子フェスへの無謀なる挑戦
writer
ミヤコパンダ 池田 景
ということで2日目。 お掃除用のヘラをもって、焼き場にお掃除屋さん(私)が入った。 まるで厳島神社の引き潮でみたカニのように、隙間をぬって横歩きしながら、「お掃除はいりまーす」「鉄板掃除しまーす」「後ろ通りまーす」とやっているうちに、焼きのリズムもできてきて、この日は1750人前を売り上げた。
3日目4日目は今まで1枚の鉄板に4人前しか入れていなかったのを、すこし余裕が出てきたので5人前入れて焼いてみた。
そして5日目最終日、夕方の時点で残り数も随分少なくなっていた。 間に鉄板の調整などで一時店を閉めたのだが、夜に再開したとたん、瞬く間に完売した。
最終日は途中で雨が降ったり雷が鳴ったりして、来場者数も読めなかったけれど、それでもやはり行列が途切れることはなく、中には一時閉店の時に
「いつ再開するのか!?ここの餃子じゃなかったらいらんけん!」とキレ気味に食券たたきつけられる方(結局帰ってしまわれて、餃子をお渡しできなかった。無念すぎ・・・)
「宇治市からきました!」と声をかけて下さる方、
炎天下長い行列で何人も熱中症で倒れられる方が出る中「美味しかったから3回もならんだ」という方などもおられて、胸熱くなる場面に何度も遭遇。
私は時間を見てはその列の横を「おおきにありがとうございます。長いことお持たせしてすみません。おこしやす」と頭を下げて歩きながら、お客様に少しでも気持ちを伝えたい思いで、普段使わん京都弁を使った。
裏話として、開催期間中、ブースの裏では各店舗の名刺&情報交換が行われていた。
「どこから来られたんですか?」と最初に声をかけられたときはとてもうれしかった。 ずーっと食べてみたかったあの有名店の店長や、行きたかったお店の大将が、新参者の私に気さくに声をかけ「何でも聞いてくださいね」と言ってくれた。
「ではお言葉に甘えて・・・」と、イベント出店にまつわる裏話やノウハウ、普段のお店の営業に至るまで、根掘り葉掘り尋ねる私に、ざっくばらんに赤裸々に、いろんなことを教えて頂いた。 これもまた、現地に行かねば得られなかった貴重な体験だ。
うちの店は、バックヤードと作業スペースがとてもきれいだと、運営さんからお褒め頂いていた。
「写真撮ってもいいですか?よその店舗に見せてやりたいんで」とまで言われるくらい、いつも当たり前にしていた片付けや掃除を評価してもらえて驚いた。 そんな運営さんから、開催期間中に手招きされた。
「ちょっとこの先のお話なんですけど、実は7月に大阪の阪神百貨店で、クラフトビール市をやるんですよ。、5日間そこで焼き餃子を売りませんか?」
「えー!いいじゃないですか、出ます出ます。でもできたら次のゴールデンウィークの、大阪にも出たいです。交通費もバカにならないし」
「まぁそれもおいおいご案内します。これだけ綺麗にブースのお掃除もしてくれてるし、人気もあってよく売れているし、今後ともよろしくお願いしますよ」
こうして、今まで一生懸命やってきたことが次のお仕事につながった。
次回(明日)に続きます
屋号 | ミヤコパンダ |
住所 | 宇治市宇治半白19−11 |
営業時間 | 火曜~金曜 11:00~14:00 16:00~19:00 土曜 11:00~18:00 |
定休日 | 日曜・月曜・祝日 |
TEL | 0774-51-4088 |
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