2019/06/1


カテゴリー : アート文化
タグ :

引き続き鵜匠の沢木万理子さんです。女性鵜匠ならではのご苦労の他、宇治川の鵜飼の特徴などもお伺いしました。

女性鵜匠として、誰も歩いていない道を歩んで行かれたと思うのですが、何かご苦労はなかったですか?

男性の方が多く年配の方も多かったので、入った当初、可愛がって頂いたと思います。

ただ、着替えの場所やお手洗いがありませんでした。今でこそ観光協会に在籍していますのでここで着替えたりできますけど、最初の頃は着の身着のまま帰っていました。

沢木さんなりに鵜匠としての技術が身についたなと思われたのはいつ頃ですか?

身についたかどうかと言われたら、今もどうなんだろうというところはあります。 技術的なことでは、まだまだかなあ。

今まで、宇治川の河川改修工事をしていましたので、夏、川に入ると、前の年と川の流れが変わっていることもあって同じではいられません。

鵜によって、鵜の一番いい動きをできるようにしてやらないといけませんので。

なかなか大変ですね

ただ、3年目くらいに一人で鵜飼をするようになって、ひとつステップアップしたかなとは思いました

あと、4年目か5年目に(女性鵜匠の)江崎さんが入ってきて、教えてもらう立場から、教える立場に立って、改めて自分自身をちゃんと見るようになりました。

宇治川の鵜飼はいつ行われているんですか?

今年は、7月1日から9月30日です。

それ以外のオフシーズンは?

鵜は年間通して飼育していますから、毎日の餌やりや掃除もあります。

私は観光協会の職員でもあるので、担当として鵜飼事業全体にも携わっていますし、他、経理業務も行っています。

宇治川の鵜飼の特徴といいますと?

宇治の場合は観光センターの前、宇治川の支流でやっています。 川幅が狭く、流れも緩やかですので、鵜飼をする鵜船とお客さんの客船が接近できます。

かなり近くで見られるわけですね。

そうですね。迫力ある鵜飼が見られます。

 

次回(明日)に続きます

 

鵜匠 沢木万理子さん

3-1 鳥を扱う仕事をしたいな、という思いがあった

3-2 最初の頃は着の身着のまま帰っていました。

3-3 人口孵化の成功と放ち鵜飼への挑戦

 

 

公式アカウントをフォローして毎日記事をチェック!

人気記事ランキング

京都府・宇治の抹茶の歴史を肌で感じよう!日本緑茶発祥の地、宇治・宇治田原の旅!

・眠気を覚まして頭をスッキリさせたい ・仕事や勉強の途中で、ホッと一息つ...

精巧すぎるぞ。萬福寺にある羅怙羅尊者像(らごらそんじゃぞう)顔出しパネル

  萬福寺にある仏像「羅怙羅尊者像」(らごらそんじゃぞう)とい...

京阪宇治駅横に「みんなのき~すて~しょん Team U(てぃむ ゆう)」が誕生。子ども食堂もスタート

京阪宇治駅横に「みんなのき~すて~しょん Team U(てぃむ ゆう)」...

今更ですが「響け!ユーフォニアム」の聖地が宇治って知ってました?

もし、宇治に住む人が宇治を1日観光するなら?という企画の二日目です。今回...

整形外科の先生に認めてもらえる接骨院に「ながの接骨院」長野史人さん

引き続きながの接骨院 院長 長野史人さんです。口では言えないぐらいのこと...

えびす屋さん!人力車の俥夫はイケメンしかなれないっていうのは本当ですか?

前回に引き続き人力車のえびす屋宇治店店長の佐藤正昭さんからお話を聞いてい...

「うなぎのしお冨」でウナギ料理の体験!釣って、つかみ取りして、焼いて、食べる。

六地蔵にある「うなぎのしお冨」さんにウナギ料理の体験に行ってきました。自...

「アメ車に特化したモデルカーショップで、僕の趣味で始めたような店です」FLEETWOOD 古田 裕司さん

黄檗と三室戸の間ちょうど中間あたりにあるアメ車に特化したモデルカーショッ...

「茶団子は大正あたりから」能登椽 稲房安兼 稲房憲さん

1717年創業の能登椽 稲房安兼さんを代表する商品のひとつ茶団子はいつか...

地域の人と人を繋げる
ローカルウェブマガジン

宇治の方程式