2019/08/14
引き続きWABISUKEの岡 崇嗣さん。4日連続記事の2日目です。
WABISUKEさんでは鶏を地面に放して、自由に運動できるようにした飼い方「ひらがい」を採用されていますが、いかにして「ひらがい」に出会われたのでしょうか?また、当初海外で養鶏場をつくろうとされていたにも関わらず、日本にとどまることにされた理由は何だったのでしょうか?
WABISUKE 岡 崇嗣さん
はい。当時僕やりたかったことは途上国支援でしたので、海外で養鶏場をしてやろうと思っていました。ただ、家族の大反対にあいまして
ご家族としては心配だったのかもしれませんね。
「まずは日本で勉強しろ」と言われて、初めて行ったのが京丹波町のみずほファームという養鶏場で、そこで半年ぐらい勉強させてもらいました。
そこで「ケージ飼い」というものに出会うんですけど、それにカルチャーショックを受けて。
どうショックを受けたんですか?
これはあまり良くないんじゃないかと思って。
世界中の養鶏所を調べてみたらヨーロッパの方では、法的に「ケージ飼い」を禁止していまして、「ひらがい」にしていきましょうという流れがありました。
なぜ、ケージ飼いを禁止するんですか?
ひとえに動物愛護なんですけれども、日本ではまだ馴染んでいません。
これがざっくりと飼い方を分けたものなんですけど、バタリーケージが日本では95%を占めています。
アメリカでも州法でケージ飼いはどんどん禁止になって行ってるんですよ
それは鶏だけではなくて、豚も牛もアヒルも全部そうなんです。ヨーロッパではペットをショーケースの中に入れて販売するのも禁止されています。
それでWABISUKEさんでは「ひらがい」をされているわけですね。
その後海外に行って、中南米とか東南アジアとかで伝える仕事をしようとしてたんですけど、研修の段階で「ひらがい」に出会ってしまったので、そのままになってしまったという感じですね
では、その京丹波町のみずほファームさんの後、岡さんはどうされたんでしょうか?
その後美山という所に行って、この時に個人事業で始めたんですよ。 最初は200羽からだったんで、自分でもよくここまで成長したなと思います。(笑)
なぜ、美山に行くことにされたんですか?
ちょうど養鶏場を辞めるからやってみるかと言って下さる方がおられたので、その方に甘えて5年ぐらいそこで養鶏場をさせて貰いました。
美山町というのは準限界集落ですので、若い人が来てくれるのが良かったんだと思います。
もとから美山町にお住まいの方にとっては相当変わった人が来たという印象だったんじゃないですかね。
僕も自分で変わってると思いましたけれど、僕の周りに似たような年齢で変な奴がいっぱいいました(笑)
次回(明日)に続きます
WABISUKE 岡 崇嗣さん
4-2 研修の段階で「ひらがい」に出会ってしまった
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では、最初は海外で養鶏場をやろうと思っていた?