2019/08/18


カテゴリー : 商い
タグ :

引き続き通圓代表取締役の通円 祐介さんからお話を聞いています。伝統のある家業を継ぐことについてどう思っておられたのでしょうか?
今後は「お茶屋なのでお茶の販売を増やしたい」と、拍子抜けするほど基本的なお答えでしたが、本業を中心に考えるその姿勢にこそ長く商売を続ける秘訣があるようにも思えました。

祐介さんは小さい頃から家業を継ぐ覚悟はできていました?

そうですね。

家業から離れたいなと思ったこともなかったですか?

離れたとしてもいずれ戻って来ないといけないことは、わかっていましたので。

思春期の頃も?

この辺りの同世代にお茶屋さんがいたり、自営業をしている方が沢山いたので、それを当たり前のように思っていました。

今、もう既に社長になられているそうですが、いつなられたんですか?

三十歳の時ですね。

結構早いですね。

父が観光協会や商工会議所の役をやっていて外に出ることが多く、銀行さんなどとの対外的な対応が私の方で増えていましたので、それなら早めに代えておいた方がいいかなということで

社長になられてから何かご苦労とかありましたか?

平等院さんの改修がありまして、その時は数字を見ていると大変だなと思いました。

ですが完成してリニューアルされたら沢山の方がお見えになると言うことはわかっていましたので、暇な時にじっくり色んなことを考えていました。

こちらにはどういうお客さんが来られてるんでしょう?

海外のお客さんは明らかに増えていますね。

割合で言うとどれぐらいですか?

今は7:3で3割が外国の方です。多い時は4割ぐらいありますけど。

それでも日本の方がだいぶ多いですね。

日本の方が多いですし、地元の方も多いです。常連の方が来て下さったりします。

現在のご商売の内容はどんな感じになるんですか?

お茶とお茶関連のお菓子の販売、そして通信販売ももちろんしていますし、あと喫茶です。

今後伸ばしたい事業とかあるんですか?

うちはお茶屋なんでお茶の販売を増やしたいと思っています。

お茶を買って帰って頂いて、お茶を好きになって貰ってリピーターとして長くお付き合いできるのが理想です。

お茶は長く付き合いのあるお客さんが多いので、先代と同じようにお付き合いしていきたいというのがあります。

今後のビジョンとかもしあれば?

海外からのリピーターもありますし、国内のリピーターもあります。お子さんでもお茶が好きな方が増えているので、できるだけ僕は店に立ちたいと思っています。

できるだけお店に出てお茶を入れて、長くお付き合いできるのがいいかなと思ってます。

外国から来られる方はネットで私のことを見てもらっていたり、雑誌で見てもらって会いに来てくれたりしますので、楽しいですね。 国に帰られてからもインスタでやり取りするのは楽しいですね。

 

 

 

通圓 通円 祐介さん

2-1 廃業の危機は戦争の時。取り壊す日が決まっていた

2-2 できるだけ店に立ち長いお付き合いをしたい

屋号 通圓
住所 宇治市宇治東内1番地
営業時間 9:30~17:30
定休日 年中無休
TEL 0774-21-2243

 

 

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