2019/03/24
京の飴工房 岩井製菓 代表取締役社長 岩井正和さん(4日連続記事の3日目)
前回までのあらすじ
大学卒業後は上場企業へ就職するも、精神的に追い詰められた挙句、自律神経失調症となり三ヶ月の自宅療養を余儀なくされます。自宅療養中、次第に昼間からお酒を飲むようになった岩井さんを見かねたお父様は家業の飴屋を手伝うように仕向けます。その配達の仕事の中、取引先からの一言で、飴屋の息子であることを初めて自覚することに。上場企業をやめ家業に入ると、前年の130%位で売上を推移させていきます。
ただ、飴も作らないといけません。
父親も老体に鞭打って作ってくれてましたが、そうはいかんから自分も作らないといけません。売るのが半分、作るのが半分というのが、そこから3,4年ぐらい続いたかな
確かに売ったら作らないといけません
今からすれば、どうってことないことですけど。
よその会社で働いている時は営業だけしてたら良かったんですが、自営業の場合、売れば作らなあきませんし、それだけじゃなくて、労務も会計も全部しないといけないわけです。当時は売掛金というものも青色申告も知りませんでした。
それをやってきた父親に対しては尊いなと思いました。
そこから会社の体制を整えていかれた?
嫁の存在も大きかった思いますわ。 嫁も同じく前の会社にいたんですけど、僕が体壊してリタイアした後、あいつもちょっとイカれとんのかな、1年で辞めてきてね
ただ、モノを倍は作れないんですよ。
世の中のサクセスストーリーなんかを聞いたら、一気に売り上げを伸ばしたような話とか聞きますけど、「このままのペースでは、何億という商売にはならんわ」とよく考えた記憶はあります。
では、そこからどうされたんですか?
三室戸寺の紫陽花の時期になったら、店内で飴を売らしてもらいに行ってたんですよ。 そしたら、飲食店の運営を三室戸寺の中でさせて貰えるようになって。
それがうちの飲食の始まりですわ。
現在は、飲食の他小売店舗もお持ちです。
飲食をやらしてもらうようになったら同時にそこに飴の需要もあってね、お店でもちょこちょこ売れて行くんやっていうことが分かって、今の店舗展開の原点にもなりました。
三室戸寺では飲食のこと小売のことも経験させて貰いました。
次回(明日)に続きます
社名 | 株式会社 岩井製菓 |
住所 | 京都府宇治市莵道丸山203−3 |
TEL | 0774-21-4023 |
・眠気を覚まして頭をスッキリさせたい ・仕事や勉強の途中で、ホッと一息つ...
萬福寺にある仏像「羅怙羅尊者像」(らごらそんじゃぞう)とい...
京阪宇治駅横に「みんなのき~すて~しょん Team U(てぃむ ゆう)」...
もし、宇治に住む人が宇治を1日観光するなら?という企画の二日目です。今回...
引き続きながの接骨院 院長 長野史人さんです。口では言えないぐらいのこと...
前回に引き続き人力車のえびす屋宇治店店長の佐藤正昭さんからお話を聞いてい...
六地蔵にある「うなぎのしお冨」さんにウナギ料理の体験に行ってきました。自...
黄檗と三室戸の間ちょうど中間あたりにあるアメ車に特化したモデルカーショッ...
1717年創業の能登椽 稲房安兼さんを代表する商品のひとつ茶団子はいつか...
引き続き六地蔵にあるHAMBURGER DINER BLUE PLANE...
130%でずっと推移となるとけっこうな成長スピードです。