2019/05/26


カテゴリー : 商い

今回は宇治橋通り商店街にある寶屋酒店にお伺いし、オーナー宝田 直さんからお話を聞いています。

寶屋さんでは店頭でのお酒の販売、配達の他、夜には立ち呑みも行っておられます。立ち呑みのできるお店は京都南部では非常に稀少な存在となってきていますが、「たまたまそのまま続けてるという感じ」だそうです。お話になる様子だけでなく、経営姿勢にも力んだ感じはありませんでした。

こちらのお店は宝田さんが起業されたんですか?

いえ、元々ここにお店がずっと昔からありまして。

これは日出盛の先代の社長がカメラ好きだったらしくて写真を下さったんです。 建物全く一緒なんですけど昔はこんな感じで。

屋号が石井食品店と書いてあります

石井さんというところをうちの親父が引き継いだんです。

うちの親父は全然違うことやっていたんですけど、問屋に修行に行きまして、脱サラで始めたんですよ。僕もそこに修行行ってたんですけど

それはいつ頃だったんですか?

昭和45年頃です。

それからですから随分長く経営されているわけですね。最近、酒屋さんはディスカウンターなどの影響を受けて、生き残りが大変なところも多いと思うんですが?

僕が小さい頃こっちに来た頃は、この辺りも景気が良くてまだ賑わっていたんですが、徐々にこの辺りもベッドタウン化していきました。

それで昼間の人口が少なくなったので、ディスカウンターの進出も遅かったんですよね。

ディスカウンターができたとしても槙島の方とかでしたので、地元の人が買い物して頂く感じで残ってるんです。

現在、寶屋さんの業務としては配達などが多いんですか?

そうですね地元の方も買ってくださいますけど、業務店への配達が多いですね。 それと夜の立ち飲みをずっとやっています。

立ち飲みはもう以前からずっとされているんですか?

昔は酒屋は全部立ち飲みをやっていたんですけどね。この周辺も酒屋さんが結構あって皆やってはったんです。

でもウチだけが残っています。京都南部だけでもウチしかやってないんじゃないかな。

伏見でも何軒もあったんですけど、ほとんど辞めてしまって、まともに(立ち飲みを営業)されているのは一軒かな。

逆に新鮮です。

うちも、あえてやってるという感じでもないんです。たまたまそのまま続けてるという感じで。

 

次回(明日)に続きます

 

寶屋 宝田 直さん

2-1 立ち呑みはそのまま続けているだけ

2-2 緩やかな雰囲気、緩やかな繋がり

屋号 寶屋
住所 宇治市宇治壱番16
営業時間 9:30-20:00 (立ち飲み 17:00-20:00)
定休日 日曜日
TEL 0774-21-3238

 

 

 

 

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