2019/07/13


カテゴリー : 商い | 地域情報
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炭山でアウトドア・キャンプ用品の製造、小売、卸を行っておられるMt.SUMI(マウントスミ)代表の清水克彦さんからお話をお伺いしています。
京都市内にお住いだった清水さんが、なぜ、炭山に移住されたのでしょうか?また、7年前に南部豪雨災害により被災されていますが、当時の状況はどのようなものだったのでしょうか?

Mt.SUMI(マウントスミ)代表 清水克彦さん

ご商売を始められたきっかけは何だったのでしょうか?

元々、自然が好きで、小さい頃からこういった山暮らし憧れていました。

夫婦共通の暮らしていく上でのテーマみたいな感じでした。

独立されるその前は?

その前は15年間輸入代行の会社に勤めていて。

同じような商品を扱っていたんですか?

全く違います。簡単な貿易のようなことをやっていたんですけど。

同じ商品を売るのであれば、自分の好きなアウトドア商品を扱っていきたいなと。趣味の延長と言うか。

独立される際、奥様は反対されませんでした?

前に勤めていた会社の事業が調子悪くなって、解雇ということになったんですよ。

本当は 1、2年先ぐらいに起業しようと思ってたんですけど、無理やり背中を押された感じで、やるしかありませんでした。

元々のお住まいはどこだったんですか?

生まれは京都市内、太秦です。

10年位前にこちら炭山へ移住されたということですけれど、なぜ移住を決意されたのでしょうか ?

子供が生まれたことがきっかけです。子供が今3人いるんですけど、自然に囲まれた良い環境で育てたいなという、夫婦共通の思いで。

2012年に炭山地域は大雨による災害が起こりました。移住されてからですよね?

3年目に(笑)

当時の状況はいかがでした?

あまりに雨と雷が激しくて夜中4時ぐらいまで起きてたんですよ。

気がつくと庭が全部水浸しで、庭のサンダルがプカプカ浮かんで流れていっていたんです。家が水の中に浮かんでいるような状態でした。

「これはえらいこっちゃ」と思って、すぐ近所を見たら、道も全部岩だらけで、外に出れない状況でした。 後から床をめくってみると、全部床下には泥水が入っていたような状況です。

当然、住めないですよね?

その時勤めていたオーナーの所有していたアパートに住ませてもらって、ここに戻って家族全員で住めるようになったのが10月ぐらいでしたね。

復旧に際しては周囲の方と一丸となって?

それはそうでしたね。ボランティアの方も延べ200人以上来て頂きましたし、今から思えば毎日がお祭りみたいな感じでした。

ただ、自分一人の力ではどうしようもないという状況でしたので、色んな方に助けて頂きました。

ボランティアの数で被害の大きさがわかります

その時ちょうど町内会長をやっていましたので、(被災後)炭山通信というのがすぐに発行されて、配ったりしていました。

この地域は学校の先生が多いので、そういった資料作りが上手なんですよ。

 

次回(明日)に続きます

 

Mt.SUMI(マウントスミ) 清水克彦さん

3-1 家が水の中に浮かんでいるような状態でした。

3-2 自分が欲しいものとか、あったらいいなというものを

3-3 寝れない時がありました。胃が痛んで病院にも行ったこともあります。

屋号 Mt.SUMI(マウントスミ)
住所 宇治市莵道東垣内39−2
受付時間 10:00~18:00
定休日 土日祝日
URL https://mt-sumi.com/
TEL 0774-26-9332

 

 

 

 

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