2019/08/29
引き続き、槙島にある家具店「enstol(エンストル)」さんにお伺いし、代表取締役の今田景子さんからお話を聞いています。スタートアップにつきものの資金繰りの苦労はなかなかヒリヒリするものがあります。
また、enstolさんの制作スタイルや人気商品などについてもご紹介頂きます。屋号「en stol」はデンマーク語で「the chair」を意味するだけあって、制作されているのは主に椅子で修理・リメイクも行っておられます。
契約上のこともいろいろあったりしてドタバタしていましたし、 もうほんと大丈夫かな?と思いました。
会社を起業すると決めてから2週間ですべての手続きを終わらせました。
11月になってスタートしてもすぐに仕事が舞い込んでくるわけでもなく、毎日ドキドキしながら過ごしていました。
開業後半年少し経ちましたけれど状況はいかがですか?
まだ利益がでるまでには至っていませんが、いろんな方に支えられながらがんばっています。
資金繰り的に毎月このくらいの売上があればやっていけるというのがわかってきて、その売上目標を達成するためにどうしたらいいのか、みんなで考えながら試行錯誤しています。
ここまでの間でピンチはありましたか?
ありました。売上と回収のタイムラグがあり、資金ショートするかもという時期が。会社と自分の通帳を見比べて、定期預金や保険を解約したり…
創業期は入金のタイミングがずれるだけで大ピンチですよね
スタッフの生活を守るために作った会社なのに、自分が壊すことは絶対にできないと思ったので。
何故、そこまでできるんですか?
私にできることってそれしかないんですよ。
本当はわたしが営業に出て仕事を取って来ないといけないんでしょうけど、今のところできていません。職人の作業を手伝うこともできません。わたしにできるのは本当にお金の工面をすることだけなんです。
それができなければ、わたしはこの会社に必要ないんです。だから自分のできることを精一杯やっているだけです。
きれいごとのように思われるかもしれませんが、自分のためです。わたしがみんなと一緒に働きたいからやっている。だた、それだけです。
こちらではどのような家具を作っておられるんでしょう?
製作しているのは主に椅子です。デザインから木取り・製作そして仕上げに至るまですべてここで行っています。
デザイナーの方もいらっしゃるんですか?
はい。今デザインしてくれているのは、元々芸大で絵画をしていた人なんですけど、その人が油絵を描くのに自分が座りやすい椅子を自分で作れるんじゃないかということで作り出したのがきっかけで
元々デザイナーでも何でもなかったんですけどイスマニアになってしまい自分でデザインしだして
製作する設計段階でCADのようなデジタル的なものを使用せず、絵を描いて、その図面を元に型を起こし、木取りをして製作していく、超アナログな方法で製作しています。
素材は主に木を使ったものもの?
そうですね。テーブルの脚とか一部の商品には鉄も使いますが、基本的には無垢の木材を使っています。
よく売れている商品とか、推しとかありますか?
この会社になってからという意味では一番売れているのはこのjourney シリーズ。
個人的にいちばんのおすすめは、yu-dining chair。
座り心地もいいし、デザイン的にも美しいとよく言っていただきます。
では最後に今後のビジョンとかあります?
働くスタッフがいちばんのファンである会社を創りたいと思います。 あとは、みんなでデンマークに行きたいと思っていて、そのための資金を貯めようとみんなで言っています(笑)
屋号 | enstol(エンストル) |
住所 | 京都府宇治市槇島町月夜3−7 |
TEL | 0774-25-3490 |
・眠気を覚まして頭をスッキリさせたい ・仕事や勉強の途中で、ホッと一息つ...
萬福寺にある仏像「羅怙羅尊者像」(らごらそんじゃぞう)とい...
京阪宇治駅横に「みんなのき~すて~しょん Team U(てぃむ ゆう)」...
もし、宇治に住む人が宇治を1日観光するなら?という企画の二日目です。今回...
引き続きながの接骨院 院長 長野史人さんです。口では言えないぐらいのこと...
前回に引き続き人力車のえびす屋宇治店店長の佐藤正昭さんからお話を聞いてい...
六地蔵にある「うなぎのしお冨」さんにウナギ料理の体験に行ってきました。自...
黄檗と三室戸の間ちょうど中間あたりにあるアメ車に特化したモデルカーショッ...
1717年創業の能登椽 稲房安兼さんを代表する商品のひとつ茶団子はいつか...
引き続き六地蔵にあるHAMBURGER DINER BLUE PLANE...
enstolさんとして立ち上げられたのは去年の11月ですよね?立ち上がり時期の状況はいかがでした?