2019/10/1
タルトと焼き菓子のお店「ホホエミカ」さんにお伺いし、オーナーの小河絵美子さんから現在の菓子職人としてのお仕事のルーツなどお話を聞いています。
意外にも小河さんにとってお店を持つという夢は実現を前提としたものではありませんでした。
ホホエミカ 小河絵美子さん
元々私はお菓子を作ることが小学校ぐらいの時から好きでずっと作っていたんですけど、
子供の体がちょっと弱かったので体に悪い食べ物を食べさせないように、子供のためにも作るようになって
材料にこだわって作ってるうちにママ友とかにプレゼントしていたんですね。
そしたら皆が「美味しい美味しい」と言って食べてくれて「お菓子屋さんになったらいいのに」とか言って貰って。
そんなクオリティの高いものだったんですね
言って貰えることはすごく嬉しかったんですけど、ただプレゼントを貰ったら美味しくなくても「美味しかったよ」って言ってくれるじゃないですか。
自分でも美味しいと思ってはいましたけど、褒められた半分だけ受け取るようにしていました。
その時はまだプロとしてはお菓子をつくっておられなかったんですね。いつ頃からプロとしてお菓子をつくるようになったんですか?
ある時、お達が「飲食店を始めるからウチに来てお菓子つくらないか?」と誘って下さって。
声をかけて貰った時、何をされていたんですか?
その時はベーカリータマキさんで11年ほど勤めていたんですが、辞めて友達のお店を立ち上げの時から手伝わせてもらいました。
その友達のお店で初めてお金を出して私のお菓子を買ってくれる人がいて、またその人が美味しいと言って戻ってきて下さることを経験して。
お金を出す価値があると思って貰えたことがすごく嬉しくて、それでお菓子屋さんになりたいなという気持ちがどんどん大きくなっていきました。
その時作っておられたお菓子というのどのようなものだったんですか?
ここに置いているようなタルトとかです。自分のアイデアで自分の配合と材料でつくっていましたが、でも雇われているので、その範囲内の材料とかで作るじゃないですか。
もっとこんな材料を使いたいなとか思いながらやっていましたが、私はただの主婦でそこで雇われていただパートでしたので
当時から自分でお店を出すというのは夢だったんですけど、「よし、いつか叶えるぞ」というような夢ではなくて、夜寝て見るぐらいの夢でした。
叶わなくて当然というような遠い遠いものだった?
ものすごい借金もしないと駄目ですから、ただの主婦には見れない夢でした。
ずっとベーカリータマキさんで十何年勤めていたので、この辺りの家賃の相場とか、どれぐらいのお客さんが来るかも分かるじゃないですか。
それがわかるので、ここでお菓子一本でやっていくのには絶対に無理だと思っていました。
次回(明日)に続きます
屋号 | ホホエミカ |
住所 | 宇治市宇治妙楽17−8 中宇治yorin A |
営業時間 | 11:00-17:30 |
定休日 | 火・水(それ以外にもたまにお休みすることがあります) |
TEL | 0774-25-6333 |
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どのような経緯でお店を始めることになったんでしょう?