2018/10/16
カテゴリー : グルメ | 商い
タグ : ランチ | 六地蔵
六地蔵 御蔵山商店街にあるピッツェリア・ダ・エンドーに行って店主 遠藤高彰さんにお話をお伺いしてきました。取材中、多少意地の悪い質問にも絶えず笑顔をたたえ受け答え頂けました。
ピザ窯が店内からも見える位置にあります。一枚のピザを仕上げていく様子に写真を撮りながらも、少し見とれてしまいました。
ピッツェリア・ダ・エンドー ピッツァイオーロ 遠藤高彰さん
3年半経ちました。
立派な窯があるんですけど、これは誰かに頼んで作れるようなものなんですか?
既製品ですよ。ピッツェリアは既製品を使っておられる所も多いですけど、贅沢なお店なんかはイタリアから職人さん呼んで、いわゆる特注で店に合ったサイズのものをつくられるところもあります。
ウチの師匠なんかは自分でつくってましたね
師匠というのは?
東京でピッツェリアをやっているイタリアのナポリ出身の方です。
遠藤さんはどのような経緯でピザ屋さんをすることになったんですか?
前の仕事をしていた時、東京担当だったので、よく東京に出張してまして毎月、1週間ぐらい東京にいました。そして、その宿泊先の近くに師匠のお店があって、通うようになって。約8年ぐらい月1回のペースで。
師匠はその時雇われでピザを焼いてたんですけど、独立されることになって、独立のタイミングで弟子入りしたんですよ。
いくら好きでも、普通の方はお客さんから弟子として働くまでには、大きな心理的なハードルがあるように思うのですが、そこまで師匠や師匠のピザに惚れ込んだんですか?
それは、脱サラされる方は皆な一緒やと思うんですけど、まあ色々あって(笑)。 順風満帆で間違いなし、という状態では、なかなかそうならないかもしれないですね。
弟子入りされた時はおいくつだったんですか?
43歳
えーー!遅いっ。
その時師匠41歳(笑)
飲食の業界で職人肌の師匠の下で働く場合、徒弟性が強くしんどいこともあるようですが?
しんどかったですよ(笑)9時から5時の仕事ではないんでね。朝7時半ぐらいにいって、日付変わるくらいまで働いてというのが普通でした。
師匠はイタリアの方ですよね。コミュニケーションは日本語で?
(師匠は言葉を)全部わかっているんですけど、ほとんど喋らないです。師匠の下には、いわば兄弟弟子が何人かいたので、その人達にピザ以外のことは教えてもらうんですよ
修行が終わってここに出店された?
ここは元々親父がしてた電気屋があったので、改装だけしてやるつもりでいました。でも、なかなか建物自体が50年くらい経ってるんで、改装するのもそこそこお金がかかりますよ、ということになりまして。
それプラス駐車スペースが全くないということで、今時駐車場ないと商売やりづらいので。
色々考えて結局建て替えということになってしまいました。こんなこと思ってなかったんですけどね。
それだけ高度な技術を身につけられた後、ローカルエリアで、しかも失礼ですが衰退していく商店街への出店が必ずしもベストな立地とは言えない部分があると思うのですが、ためらいはなかったですか?
ひとつは、(黄檗にあるパン屋)たま木亭さんのパンを食べた時に、「あ、そうか、魅力的な商品を出していたらお客さんは来てくれるんやな」と思いまして。 たま木亭さんはそれを証明されたと思うんですね。
確かに
それにウチの師匠のピザというのは、この辺にはないものです。勝負できるかなと思ったんです。なかなか現実は厳しいですけどね。(笑)
最後にこのお店を今後こうしたいとか、野望とかあります?
せっかく地元帰ってきたんで、自営業は定年のある仕事ではないんで、できるだけ長いことやっていけたらなあという思いでやっています。でも、まあ、もうちょっと流行ってもらわんとな、いうとこですね(笑)
土日はたくさん来て下さるんですけどね。平日は商店街自体寂しくて人通りもなく、という状態なんで。そのへんをどうしていくかな、という感じですね。
なるほど。本日はお忙しい中、ありがとうございました。
屋号 | ピッツェリア・ダ・エンドー Pizzeria da ENDO |
営業時間 | ランチ 11:30 – 14:00(ラストオーダー) ディナー 18:00 – 20:30(ラストオーダー) |
定休日 | 月曜定休(祝日の場合営業・翌火曜休) |
住所 | 宇治市木幡御園52-19 |
TEL | 0774-32-7177 |
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