2019/04/23
カテゴリー : 商い
本日も無垢の木の家を伝統工法の技でつくるツキデ工務店さんです。
今回は社長の築出恭伸さんから、天然材を使った家づくりを始めた理由、事業承継について、今後のビジョンなどお伺してきました。
いや、その頃は違います。その頃は新建材(新しい素材や技術を用いて作り出された建築材料)なども使ってました。無垢の木の家をやるようになったのは、25、6年前からかな。
なぜ天然材を使った家づくりを始めたいと思われたんですか?
やっぱり本物の良さと言うか。無垢の木の魅力でしょうね。
仕事師はやっぱりいい素材を見ると「いい仕事をしよう」となるんですよ。大工もいい材料があると材料を活かすために気合が入る。そうなると他の左官屋とか建具屋とかも相乗効果でいい仕事していきます。
今、どこも優秀な人材の確保には苦労されていますけれども、どうやってそういった良い人材を見つけてこられたんですか?
最初はいろんな職人いましたよ(笑)やっぱりアカン人もいました。そこから厳選していきました。良い職人がいるようになったら、連鎖的に良い職人が集まるようになってきました。
今まで、人が大量に辞めたりとかはなかったですか?
全然ないです。僕と嫁さんと二人でやっていて、大工が一人来て二人来て、現場監督が入って、という感じで順番に増えていってます。
今、社員さん何人ぐらいなんですか?
社員は15人、大工は17人いてくれます。
今、社長の主な仕事は経営者業務ですか?
違います。僕は技術者です。今日も現場で打ち合わせやってきました。
今、何か課題はありますか?
いかに伝統的な技術を継承していくかです。今、一番困っているのは職人についてです。減っていってますから。
足りないということではないんですけど、左官屋にしろ建具屋にしろ色んな建築にかかる業者の後継者が減っています。大工もしかりです。それが危機といえば危機です。
社長ご自身も次の代へ事業承継みたいなことはお考えになってるんでしょうか?
今、うちの息子が専務をやっています。ウチのスタッフは若手も多いです。
経営上の意思決定は必ずしも息子さんなどと一致しない場合もあるかと思いますが
ワンマンみたいなことでやっていくと後継者が育ちません。ウチは何年か前から各組織ごとに会議しながら色んなことを決めていくようにしています。
最終的な決定権は僕にあるんですけど、技術的なことなど、それぞれ会議で相談しながら決めていってます
歯がゆくなる時はないですか
それはあります(笑)。それは仕方ないです。あまり言うと次が育ちません。
じゃあ最後に。今後こうしたい、とかありますか ?
我々は家を建てるというのは仕事ですが、それと同じようにその家が存在する限り家守りしていかないといけません。建てっ放しは一番アカンわけです。
そういう意味では社会的責任があるので、簡単に廃業とか潰れたりはできないですね。
社名 | 株式会社 ツキデ工務店 |
住所 | 宇治市宇治野神94番地10 |
TEL | 0774-21-2611 |
ウェブサイト | http://www.tukide.jp/ |
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創業時からもう天然材を使った木の家を手がけておられたんですか?