2019/09/6
カテゴリー : 商い | 地域情報
タグ : 白川 | 1次産業
バックパッカーとしても世界中を旅される山庄北村製茶場 15代目北村翔さんが、世界を旅する理由は?また、茶農家として「時代に合ったやり方に変えないと途絶えてしまう」と危機感を抱く北村さんの今後のビジョンは?
山庄北村製茶場 15代目北村翔さん
今までで40カ国ぐらいですかね。
めっちゃ行ってますね
まだ増えるような気がします。パスポートは、色々な国のスタンプが押されていて結構カラフルですよ。 色々茶文化がある所にも行ったりして。飛行機も結構好きなんで移動も苦じゃないんですよ。
GWには中東、イスラエル、ヨルダンに行ったんですけど、そこにもお茶文化があるんですよ。 昔はシルクロードを通して中国からヨーロッパの方に茶葉が運ばれていましたので、中国のシルクロードとかも行きました。
つい最近もベトナムに行かれたんですよね?
ベトナムもお茶文化なんですよ、せっかく行くのならと思ってお茶農家さんに突撃訪問して「どうやって作ってるの」とか「一年に何回摘んでいるの」とか色々情報交換してきました。
何か参考になることはありました?
作り方も製法も全然違うんですけど、いいお茶を作りたいという思いは生産農家共通しているなと思いました。
海外によく行くようになったのはいつ頃からですか?
学生時代からですね。 元々外の世界に興味があったんですよ。何ででしょうね。違いが面白かったんでしょうね。
そんな海外への志向が強かった北村さんが、兼業ながら茶農家の後を継ぐという気持ちになられたきっかけはあったんですか?
後を継ぐ気は最初全くなかったんですよ。
なぜですか?
農業は結構しんどいですし。
5月になると父が働きながら早く起きて茶摘みさんの送り迎えをしたり、仕事が終わったらまた工場に入ったりする姿を小さい頃から見てきたので、かなり大変そうやなと。
どこで気が変わったんですか?
前職でベトナムに駐在していたんですけど、その時に自分のバックグラウンドを話しながら、日本人としてお茶が身近にあったというのは価値があるものだということに気づかされました。
ベトナムに住まわれたことがあるんですね。
1年位なんですけど、飛行機と船を使ってメーカーさんや商社さんの貨物を海外に運んだり 輸出入通関する国際物流会社にいました、
では、最後に茶農家として今後こうしたいとか何かありますか?
二つあります。
まず一つ目が海外に持って行ってヨーロッパや北米の価値を大切にしてくださる方々に知ってもらいたいなと思っています。 海外の方も Instagram など SNS を通じて茶畑に来てくださるんですけど、海外の方の方が日本茶のことをすごく大切にしてくださるんですよ。
もう一つが、日本国内というのも忘れてはいけないなと思っています。 若い世代の方では急須の使い方もわからない方もおられますので、押し付けはしたくないんですけれど、お茶を囲んだライフスタイルの提案もしていければなと。
その二つを共通しているのはエンドユーザーに対し直接に販売していきたいということですかね
仰る通りです。
この先50年100年を見据えた場合、時代に合ったやり方に変えていかないと、次世代に繋げていけず途絶えてしまう可能性があります。今のままやっていくと零細農家は耕作放棄して大規模農家さんに集約されていくのが目に見えてるんです。
山庄北村製茶場 14代目北村庄司さん
屋号 | 山庄北村製茶場 |
住所 | 京都府宇治市白川川上り谷 |
問い合わせ | http://yamashotea.com/?page_id=94 |
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北村さんはバックパッカーとして色んな国に旅されてるんですよね? 今までどれぐらいの国に行かれたんですか?