2019/01/14
今回も引き続き京都巽庵 代表の西田 尚武さん。今回で最終回です。
何もないところから商品開発し、製造委託先を確保されましたが、今回は販路の確保についてお伺いします。泥臭い作業を地道に行い地歩を固めながら事業の体制を整えていかれます。そして、販売を開始すると意外なほどの売れ行きに
料理旅館 鮎宗さんの息子と青年会議所で一緒だったこともあって、あそこの厨房で試作とか色々やらせてもらって商品開発していました。
その流れで最初の売る場所としては鮎宗さんと宇治駅前の観光協会がやっているお土産プラザ宿木でした。
その後、友人が表参道の丸吉さんを紹介してくれて。最初はその3箇所だったんですよ。
ここの直売所はいつ始められたんですか
ここは起業3年目ですね。元々ここは契約駐車場だったんですけど、前の契約者さんが出られたあと、更地で空いていたんですよ。
桜の時期に一時的に借りて、車で来てテント立てて借りてやってみたら結構買って頂けて 。 これやったら商売になるかもと思って、交渉して土地を借りました。
土地の契約上建物はダメやと言われたんです。 でも、自分で作った小屋みたいなのならという条件付で了解してもらって 自分で建てました、だからこんな簡易な店舗なんです
自分で!?
材料買って全部自分で建てて(笑)
そう言われれば味わい深い感じがします。究極の日曜大工ですね
いざ、茶団子のご商売を始められて売れ行きなどいかがでした?
商売始めて直ぐの宇治川さくらまつりでは予想以上に売れたんですよ
最初の頃から、これなら行けるかなと思うぐらい売れたんです
そんなに売れたんですか?
2年後のゴールデンウィークのピークの時とかなら4時間位で2,500本売れました。 最高で1日の製造も4,000本超えたことがあります。
当時、観光シーズンの連休とかだと1日1,000本とか普通に出てたんですよ。今はないですけどね。
1日で?
そうです。一本売りを始めたのもウチが初めてなんですよ。当時、お団子一本売りっていうのはどこも行っていなくて
商品自体も販売方法も新しかったんですね
食べ歩きというスタイルで提供したのは、さきがけだったのかもしれません。 それだけ売れたので、(観光オフシーズンの)売れない時期の分もカバーできるかなという感じはあったんですよ。
今では卸先全部合わせても1日1,000本なんか売れません。(笑)
その後、ご商売を始められてから試練のようなものはありませんでしたか?
平等院さんが改修工事をしている時が最大の試練(笑)。平等院の偉大さを思い知らされました(笑)
(笑)
では、最後に今後こんなことをしたいとか、もしあれば
大きな野望はないんですよ。細く長くやろうということで始めたのがこの茶団子なんで。
ただ、本当に美味しい宇治のお茶というのを知って欲しいし、文化をもっとわかって頂きたいなと思います。
3日連続記事。本日で終わり
屋号 | 京都巽庵 |
住所 | 事務所 宇治市木幡南端23-1 直売所 宇治市宇治又振68-2(不定営業) |
販売店 | 料理旅館 鮎宗 お土産プラザ宿木 お休み処 丸吉 祇園くろちく倭美坐 |
TEL | 0774-31-4100 |
下記直売所での営業は不定となっております。ご了承下さい。
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何もないところからの商品開発、製造も大変ですが、販路の確保もまた大変な作業だと思います。販路はどうされたんですか?